読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ネネの中庭

音楽と日々の暮らし。時々猫。

1/7 ピアノの旅立ち

ピアノ

4歳の時に買ってもらった
カワイのアップライトピアノ

ちょっと鍵盤は重かったけど、
音色が温かくて良く歌うピアノでした。

26歳で一人暮らしを始めて、ピアノと共に引っ越して
消音機能をつけて練習していました。

30歳で上京し、グランドピアノを購入したので
実家に置いて、帰省した時に弾いていました。

実家で2年前に猫を飼い始め、部屋中行き来自由にしていたら
ピアノは、猫タワー代わりになり、カバーをかけていなかったので
傷だらけになってしまいました。

今年実家をリフォームすることになり、
たまにしか弾かれず、猫の登り台になっていたピアノを
とうとう手放すことになりました。

そして、今日買取り業者がやってきました。

丹念にピアノの内外を確認され、
中はメンテナンスを何年もしていなかったにもかかわらず
錆もなく状態が良く、
表面の猫のひっかき傷も問題ないとのことで
意外にも高値で引き取られていきました。

母は「何だか少し寂しくなるね。
また新しい友人に奏でてもらえるといいね。」
と話していました。

母が気に入って買ってくれたピアノは
また母が見送る中、旅立っていきました。

30年以上弾かせてもらったこのピアノには
感謝の言葉しかありません。
特に疲れた時、悲しい時、辛い時に弾くと
気持ちを浄化してくれました。

ただひとつ、心残りがあるのが
消音機能をつける時に取り外したアクションバーを保管していましたが
それは不要なので処分しておいてください。とのことでした。
あのピアノは、元の良いタッチに戻ることなく
売りに出されるのかな、と残念に思いました。

消音機能は、演奏可の賃貸マンションでも夜間に練習するのに
付けて良かったと思う反面、
ピアノの性能が半減することや、演奏と聴覚にギャップが生じること、
そしてピアノを買取に出す際は査定が下がることなど
デメリットもたくさんありました。

そんなことも含めて、私に色々勉強をさせてくれた
ピアノでした。

今まで本当にありがとう。
ちょっと寂しいけど、ピアノにとっても新しい旅立ちの日。
また素敵な出会いがありますように!